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こいのうた。
第1章 出逢い
廊下をとぼとぼ歩いていると、今朝ぶつかってきた男の子が、友達と一緒にこっちにむかって来る。
(なによ…)
男の子たちは、明らかに一華の方を見ている。
「朝はごめん!君だよね? ぶつかっちゃったの」
そう言うと、真ん中の男の子がすこし屈む。
「大丈夫です。」
一華は素っ気なく答えた。
すこし明るめの髪に、左耳のピアス。
あまり関わりたくないタイプだった。
「…じゃあ、急いでるので」
男の子たちの脇をすり抜けようとすると、茶髪の彼が道をふさぐ。