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カゴノトリ
第1章 部屋の前
ぎしっ
ぎしっ
ぎしっ
「あ、だめっ、あっ、お願い……」
卓也の心臓は早鐘のように鳴った。
姉ちゃんが、嫌がってる。
「おねがいします……中には……もう、出さないでっ!」
ぎしっ
ぎしっ
ぎしっ
姉ちゃんは、嫌がってるんだ。
本当はしたくないんだ。
こんなこと、したくないんだ。
あいつから、こんなこと、されたくないんだ!
美保が自ら剛三との行為を望んでいない、卓也には、それがせめてもの救いだった。
「あっ、やめっ! あっ、あっ……」
「いいぞ……お前の声は……ほらっ、もっと……今日はたくさん出そうだ」
ぎしっ
ぎしっ
「あ、だめっ、あっ、お願い……」
卓也の心臓は早鐘のように鳴った。
姉ちゃんが、嫌がってる。
「おねがいします……中には……もう、出さないでっ!」
ぎしっ
ぎしっ
ぎしっ
姉ちゃんは、嫌がってるんだ。
本当はしたくないんだ。
こんなこと、したくないんだ。
あいつから、こんなこと、されたくないんだ!
美保が自ら剛三との行為を望んでいない、卓也には、それがせめてもの救いだった。
「あっ、やめっ! あっ、あっ……」
「いいぞ……お前の声は……ほらっ、もっと……今日はたくさん出そうだ」