この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
カゴノトリ
第1章 部屋の前
ぎしっ
ぎしっ
ぎしっ
ベッドの鳴る間隔がなくなった。
「あっ、お願い! あっ、やめてっ!」
「うるさい!……溜まってるんだ……」
ぎしっ「はっ」「あっ」
ぎしっ「はっ」「あっ」
ぎしっ「はっ」「あっ」
美保のあえぎ声、剛三の吐息のような声、ベッドのきしむ音。
その音と声が重なり合う。
その和音が、卓也の身体の奥底からこみ上げてくるものを、どんどん膨れ上がらせた。
身体の奥から、何かが圧力を持って湧き上がってくる。
卓也は、それをなんと呼ぶのか分からなかった。
どう扱えばよいのか、分からなかった。
「お前はもう俺のものだ……うんっ……うんっ……おお、だめだ、いきそうだ」
「あっ……だめっ……お願い……お願いします……だめっ!」
「うんっ、うんっ、ああ……出すぞ……」
ぎしっ
ぎしっ
ベッドの鳴る間隔がなくなった。
「あっ、お願い! あっ、やめてっ!」
「うるさい!……溜まってるんだ……」
ぎしっ「はっ」「あっ」
ぎしっ「はっ」「あっ」
ぎしっ「はっ」「あっ」
美保のあえぎ声、剛三の吐息のような声、ベッドのきしむ音。
その音と声が重なり合う。
その和音が、卓也の身体の奥底からこみ上げてくるものを、どんどん膨れ上がらせた。
身体の奥から、何かが圧力を持って湧き上がってくる。
卓也は、それをなんと呼ぶのか分からなかった。
どう扱えばよいのか、分からなかった。
「お前はもう俺のものだ……うんっ……うんっ……おお、だめだ、いきそうだ」
「あっ……だめっ……お願い……お願いします……だめっ!」
「うんっ、うんっ、ああ……出すぞ……」