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カゴノトリ
第2章 部屋の中

美保は薄く眼を開け、剛三を見た。

剛三の硬度を無くしたペニスは、粘液に濡れててかり、だらりと股間に垂れ下がっていた。

それでも美保には、まだ大きなものに見える。

抜くと同時に、美保の中から粘液が流れ出た。

今度は堰を切ったように、大量の粘液の流れが肛門を通り過ぎるのを感じた。

剛三の視線は、美保の股間に向けられていた。

不意に、剛三が唇の端が吊り上がった。

笑ったのだ。

満足したような顔だった。

剛三はベッドから降りると、隣のベッドに向かった。

途中、がに股になり、股間をタオルで拭いている。

そして、美保に振り向きもせず、言った。


「明日は早いぞ……六時に家を出る……朝食はパンでいい……」


剛三は裸のまま、隣のベッドに潜り込んだ。

反対側を向き、数十秒後には寝息を立て始めた。

美保は、すぐさま自分の下腹に両手の掌を当て、押した。

下腹に力を入れ、へその下辺りから、陰毛の生え際に向かって、押しながら滑らした。

まるで、体内のもの押し出すかのように。

少し、中から流れ出てきた。

ああ……まだ出てくる……。

剛三の子供は、生みたくなかった。

剛三は、私たち家族を助けてくれた。

でも、それとこれとは話が違う……。

美保は、心の中でそう呟きながら、掌で何度も何度も下腹を押し続けた。

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