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カゴノトリ
第2章 部屋の中
美保はそれを口に持って行き易いように、垂直に立てようとした。

だが、反り返りの力強く、ある程度の力を込めないと、押し戻されそうだった。

手で支え、先端を舐めた。

とても口の中に入れられるような大きさではなかった。

美保は、舐めることしかできなかったのだ。

大きかった。

グロテスクだった。

「舐めるのはもういい。咥えるんだ」

咥えずに、舌で亀頭だけを舐めているだけの美保に、剛三が股の間から、苛立ちの声を上げた。

美保は、恐る恐る剛三の先端を口に含んだ。

先端は入った。

しかし、太い肉の円柱は半分も入らなかった。

美保は口の中の浅いところで、剛三のものを出し入れした。

「もっと奥まで入れるんだ」
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