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カゴノトリ
第1章 部屋の前
高校に入ったばかりの卓也を、美保はまだ「卓ちゃん。卓ちゃん」と呼んでいた。

美保は二十歳だったが“大人の女性”には見えなかった。

それでも、母親のかすかな記憶しかない卓也には、物心付いた時から美保が母親代わりだった。

大人には見えなかったが、芯の強い少女に見えた。

美保は背も小さく華奢だった。

半袖から覗く白く細い腕は、普通の大人の男が力を入れたら折れそうなくらいだった。

胸のふくらみは余り無かった。

少女のような、なだらかな丘だ。

声も大人の女の声ではなかった。

少女のような声だ。

「卓ちゃん……卓ちゃん……」

いつも卓也には、微笑んで話しかけてくれる。
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