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生け贄企業
第1章 生け贄企業

「なんなのかしら一体もう…この家の家族はどこのどこまでダラクしとんかしらね!!龍磨は職場放棄して家出をした…琢磨は勝手なことして職場に大損害を与えてクビになった…おとーちゃんとおかーちゃんがなさけないからこんなことになったのでしょ!!」
佐紀江は、ひと間隔置いてから孫市夫婦に言うた。
「そういうことで、これからはうちがあんたらのメンドウをみることにしたけん、今週中にこの家を売る手続きをとるけん、今すぐに出発準備を始めてよ!!」
佐紀江が言うた言葉を聞いた孫市は、押し入れに隠していたダイナマイトを出した。
孫市は、ダイナマイトを孫市と佐智江の身体に巻き付けたあと、チャッカマン(ライター)を出してつけた火を導火線の40センチ手前まで持ってきて、佐紀江をイカクした。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
端にいた臨子が、強烈な叫び声をあげた。
「義父母さま!!やめてー!!」
臨子は、孫市夫婦に自殺を思いとどまるように説得した。
しかし、孫市夫婦は『最後は自宅で死ぬと決めていたのに、佐紀江が強行した…だからダイナマイトに火をつけて死んでやる…』と言うてメソメソ泣いていた。
佐紀江は、ひと間隔置いてから孫市夫婦に言うた。
「そういうことで、これからはうちがあんたらのメンドウをみることにしたけん、今週中にこの家を売る手続きをとるけん、今すぐに出発準備を始めてよ!!」
佐紀江が言うた言葉を聞いた孫市は、押し入れに隠していたダイナマイトを出した。
孫市は、ダイナマイトを孫市と佐智江の身体に巻き付けたあと、チャッカマン(ライター)を出してつけた火を導火線の40センチ手前まで持ってきて、佐紀江をイカクした。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
端にいた臨子が、強烈な叫び声をあげた。
「義父母さま!!やめてー!!」
臨子は、孫市夫婦に自殺を思いとどまるように説得した。
しかし、孫市夫婦は『最後は自宅で死ぬと決めていたのに、佐紀江が強行した…だからダイナマイトに火をつけて死んでやる…』と言うてメソメソ泣いていた。

