パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 ダメですか？

「俺の女を見る目がなかった
もっと愛に溢れた生活を望んでいたけど・・・
現実は違った」

「ごめんなさい
これ以上は・・・
もう話さなくても良いです」

「橘さんに思われてる奴が羨ましいよ
橘さんって控えめだし、気が利くし、きっと良い奥さんになるんだろうな～」

「神谷さん、私そんなことないです
だって結婚してる人を好きになるような女なんですよ
本当はその人のこと奥さんから奪いたいって思ったこともあるような怖い女です」

「そいつのこと、そんなに好きなら俺の入る余地ないな」

「えっ？入る余地って？　神谷さんには奥さんが・・・」

「俺、あいつとは別れたよ
ずっと色々と話し合っていて、俺が出張中に離婚届を出して、荷物をまとめて出て行ったよ」

「・・・」

「妻に愛されていなかったことが辛かった
俺が言うのもなんだけどＩＱが高い遺伝子を持った子どもがほしかっただけらしいよ
だから、結婚生活の中でセックスしたのも数えるほどしかなかったし
いつも、俺そっちのけで子どもか親だったから
そして、子どものＩＱが高いとわかると離婚したいと・・・」