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スカーレット オーク
第33章 33 オーナー
入れ違いに直樹がやってくる。
「和夫さん。今のうちにやっておくことありますか?今年は忙しいでしょう」
「うーん。小夜子もいつまで動けるかわからないしなあ。そろそろ従業員欲しいけど直樹どうだ?」
「僕はいいです」
「即答だな。今の仕事より給料あげてやれるけど?ここの仕事はちょっと休みがカレンダーとずれちまうけどな」
「今の仕事で満足してますよ」
直樹は心からそう思っている。
「ふむ。いや。緋紗ちゃんとはどうするのかなと思ってな」
「特になにも決めてないです」
「そうなのか。結婚とか考えてるんじゃないのか」
「いえ。緋紗もそんなこと望んでないと思いますよ」
――うーん。今時の若者ってこうなのか。
和夫は腑に落ちないような気がしたが、それ以上は踏み込まなかった。
「まあ、急ぐことじゃないよな。じゃもう少し薪を割っておいてくれ」
「了解」
和夫はこの短期間の間に緋紗のことも気に入っていたので、どうにか上手くやっていって欲しいと望んでいた。
「和夫さん。今のうちにやっておくことありますか?今年は忙しいでしょう」
「うーん。小夜子もいつまで動けるかわからないしなあ。そろそろ従業員欲しいけど直樹どうだ?」
「僕はいいです」
「即答だな。今の仕事より給料あげてやれるけど?ここの仕事はちょっと休みがカレンダーとずれちまうけどな」
「今の仕事で満足してますよ」
直樹は心からそう思っている。
「ふむ。いや。緋紗ちゃんとはどうするのかなと思ってな」
「特になにも決めてないです」
「そうなのか。結婚とか考えてるんじゃないのか」
「いえ。緋紗もそんなこと望んでないと思いますよ」
――うーん。今時の若者ってこうなのか。
和夫は腑に落ちないような気がしたが、それ以上は踏み込まなかった。
「まあ、急ぐことじゃないよな。じゃもう少し薪を割っておいてくれ」
「了解」
和夫はこの短期間の間に緋紗のことも気に入っていたので、どうにか上手くやっていって欲しいと望んでいた。