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スカーレット オーク
第36章 36 露天風呂
みんなで昼食を済ませ食堂でのんびり過ごす。
和夫と小夜子はベビー用のカタログを楽しそうに眺め、直樹はコーヒーを啜って窓の外を見つめている。
緋紗は楽しみにしていた温泉に入ることにした。
今なら露天でも寒くないだろう。
「あの、私温泉に入らせていただきます」
「じゃ僕も行くよ」
緋紗に続き直樹も立ち上がった。――え。一緒に入るの?
和夫と小夜子にどう思われるか少し心配になったが「どうぞー。ごゆっくり」と、何でもないように言われた。
「いってきます」
緋紗は少しギクシャクしてその場を去った。
「ちゃんと入れそうか見ておくから準備しておいで。たまに落ち葉やらゴミやらで汚れているときがあるんだ」
「すみません。ありがとうございます。」
緋紗は直樹に礼を言って部屋へ戻り準備をしてきた。
簡易な脱衣所は一応男女別になっていて注意書きに『タオルをお湯につけないでください。』と書いてある。
眼鏡をはずしてかごに脱いだ服を入れタオルも置いて手ぶらで入った。
扉をぎっと開けると意外に湯気がもくもくしている。――これは良く見えないなあ。
和夫と小夜子はベビー用のカタログを楽しそうに眺め、直樹はコーヒーを啜って窓の外を見つめている。
緋紗は楽しみにしていた温泉に入ることにした。
今なら露天でも寒くないだろう。
「あの、私温泉に入らせていただきます」
「じゃ僕も行くよ」
緋紗に続き直樹も立ち上がった。――え。一緒に入るの?
和夫と小夜子にどう思われるか少し心配になったが「どうぞー。ごゆっくり」と、何でもないように言われた。
「いってきます」
緋紗は少しギクシャクしてその場を去った。
「ちゃんと入れそうか見ておくから準備しておいで。たまに落ち葉やらゴミやらで汚れているときがあるんだ」
「すみません。ありがとうございます。」
緋紗は直樹に礼を言って部屋へ戻り準備をしてきた。
簡易な脱衣所は一応男女別になっていて注意書きに『タオルをお湯につけないでください。』と書いてある。
眼鏡をはずしてかごに脱いだ服を入れタオルも置いて手ぶらで入った。
扉をぎっと開けると意外に湯気がもくもくしている。――これは良く見えないなあ。