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スカーレット オーク
第57章 57 滝と女豹
「緋紗。ごめん」
少し間をおいて言う。
「今の冗談なんだ。まさか本気にするとは思わなくて」
「えっ?」
緋紗の顔がたちまち険しくなった。
「嘘だったんですか!?」
「うん。ごめん」
「ひどいです。なんでそんな。すごく心配したんですよ!」
今までの緋紗とは全く別人のように肩を震わせて怒っている。――女豹のポーズが見たかったとは言わない方がいいな。
さすがに火に油を注ぐ真似はしなかった。
「本当にごめん」
なかなか許してくれない。
心から反省したのだが、とても機嫌を直してくれそうになく、意を決して最終手段をとることにする。
直樹は緋紗の後ろから両肩に手を置き、告げる。
「緋紗。怒っててもいいから。僕と結婚して」
「え?」
緋紗が振り向く。
眉間にしわを寄せてはいるがこっちを向いて「今なんて言いました?」と、不審げに訊ねた。
「『僕と結婚してください。』って言ったんだよ」
緋紗の眉間からしわが取れてきょとんとした顔になった。
このまま自分のペースに引き寄せてしまおうと直樹は間髪入れずに緋紗を抱きしめて、柔らかい草の上に押し倒し、ヒョウ柄のビキニのブラジャーを剥ぎ取った。
「あ、なにを」
抵抗させる間も与えずにビキニのパンツも剥ぐ。
「やだ。何するんですか」
「緋紗にしたいことをしてるんだ。緋紗は返事を考えてて」
緋紗の両手首をまとめて掴み、口づけ、舌を差し入れ激しくかき回す。
「んんっ」
緋紗は身体をくねらせながら抵抗をしているがだんだんと力が抜けてくる。
「もうしないから、怒らないで」
直樹は懇願した。
「ずるいです」
「ごめん」
緋紗の両手首を離しまっすぐに見つめてもう一度告げる。
「結婚してください」
緋紗は濡れた唇をかすかに動かせてこたえる。
「はい」
「良かった」
直樹はにっこり笑ってまたキスを始めた。
少し間をおいて言う。
「今の冗談なんだ。まさか本気にするとは思わなくて」
「えっ?」
緋紗の顔がたちまち険しくなった。
「嘘だったんですか!?」
「うん。ごめん」
「ひどいです。なんでそんな。すごく心配したんですよ!」
今までの緋紗とは全く別人のように肩を震わせて怒っている。――女豹のポーズが見たかったとは言わない方がいいな。
さすがに火に油を注ぐ真似はしなかった。
「本当にごめん」
なかなか許してくれない。
心から反省したのだが、とても機嫌を直してくれそうになく、意を決して最終手段をとることにする。
直樹は緋紗の後ろから両肩に手を置き、告げる。
「緋紗。怒っててもいいから。僕と結婚して」
「え?」
緋紗が振り向く。
眉間にしわを寄せてはいるがこっちを向いて「今なんて言いました?」と、不審げに訊ねた。
「『僕と結婚してください。』って言ったんだよ」
緋紗の眉間からしわが取れてきょとんとした顔になった。
このまま自分のペースに引き寄せてしまおうと直樹は間髪入れずに緋紗を抱きしめて、柔らかい草の上に押し倒し、ヒョウ柄のビキニのブラジャーを剥ぎ取った。
「あ、なにを」
抵抗させる間も与えずにビキニのパンツも剥ぐ。
「やだ。何するんですか」
「緋紗にしたいことをしてるんだ。緋紗は返事を考えてて」
緋紗の両手首をまとめて掴み、口づけ、舌を差し入れ激しくかき回す。
「んんっ」
緋紗は身体をくねらせながら抵抗をしているがだんだんと力が抜けてくる。
「もうしないから、怒らないで」
直樹は懇願した。
「ずるいです」
「ごめん」
緋紗の両手首を離しまっすぐに見つめてもう一度告げる。
「結婚してください」
緋紗は濡れた唇をかすかに動かせてこたえる。
「はい」
「良かった」
直樹はにっこり笑ってまたキスを始めた。