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スカーレット オーク
第58章 58 恋人たち
ぼんやりしている緋紗を直樹は浴場に連れていき一緒にシャワーを浴びた。
少し焼けたのかビキニの跡がついている。
緋紗はさっきから無口でそわそわしているが、直樹も言いたいことを言ったので一緒になって黙っていた。
着替えて少し落ち着いたので直樹は適当にパスタをゆでた。
「緋紗。お昼食べよう」
「あ、はい。ありがとうございます」
「そう。よかった。疲れてるなら少し横になる?」
「あ、いえ。平気です」
「ぼんやりしてるね」
「すみません」
「ううん。考えてる?」
「いえ。あのすごく嬉しくてなんだか現実感がなくて」
直樹は少しホッとした。
「本当は嫌なんじゃないかと思ったよ」
緋紗は首をブンブン振った。
「そんなことないです。ただ、私にも言いたいことがあって」
「なに?」
緋紗は少し呼吸をして直樹を見て言った。
「好きです」
そしてうつむく。――ああ。先そっちだった。
「ごめん。気が付かなくて。順番が全部逆だったね。僕も緋紗が好きだ。ずっと一緒に居たい」
「ほんとに?――私、直樹さんが私のことを好きじゃなくても抱いてくれるならそれでいいと思ってました」
直樹は緋紗がいじらしくなって抱きしめた。
「好きだ。一生抱きたい」
緋紗も直樹を強く抱き返した。
少し焼けたのかビキニの跡がついている。
緋紗はさっきから無口でそわそわしているが、直樹も言いたいことを言ったので一緒になって黙っていた。
着替えて少し落ち着いたので直樹は適当にパスタをゆでた。
「緋紗。お昼食べよう」
「あ、はい。ありがとうございます」
「そう。よかった。疲れてるなら少し横になる?」
「あ、いえ。平気です」
「ぼんやりしてるね」
「すみません」
「ううん。考えてる?」
「いえ。あのすごく嬉しくてなんだか現実感がなくて」
直樹は少しホッとした。
「本当は嫌なんじゃないかと思ったよ」
緋紗は首をブンブン振った。
「そんなことないです。ただ、私にも言いたいことがあって」
「なに?」
緋紗は少し呼吸をして直樹を見て言った。
「好きです」
そしてうつむく。――ああ。先そっちだった。
「ごめん。気が付かなくて。順番が全部逆だったね。僕も緋紗が好きだ。ずっと一緒に居たい」
「ほんとに?――私、直樹さんが私のことを好きじゃなくても抱いてくれるならそれでいいと思ってました」
直樹は緋紗がいじらしくなって抱きしめた。
「好きだ。一生抱きたい」
緋紗も直樹を強く抱き返した。