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スカーレット オーク
第62章 62 営み
別種族の二人は共通貿易港で会ってもまた自国へ帰っていく。
そんなシチュエーションが今の二人にぴったりだ。
バーチャルな二人とリアルの二人が同時に抱き合うような不思議な感じがした。
お互いの頭も身体も心も全部つながるような感覚だ。
緋紗はそんな倒錯と現実に自分の正直な欲望を募らせ、貪欲に直樹を貪る。
「溶けて一つになってしまいたい」
そうつぶやく緋紗の乳房に顔をうずめて目を閉じる。
二人とも肉体の快感よりも繋がっていることを確認しあうように抱き合った。
お互いに触れていないところがないように、すべてを網羅するように。
燃やせるものをすべて燃やし尽くした二人は消耗して体力を使い果たした。
直樹の胸の上で緋紗は横たわり身動きせず、何も言わず静かに時間を過ごす。
緋紗は薪が十分な酸素できれいに燃えて、柔らかい真っ白な灰が窯の中に吸い込まれるような安堵感を得て目を閉じた。
そんなシチュエーションが今の二人にぴったりだ。
バーチャルな二人とリアルの二人が同時に抱き合うような不思議な感じがした。
お互いの頭も身体も心も全部つながるような感覚だ。
緋紗はそんな倒錯と現実に自分の正直な欲望を募らせ、貪欲に直樹を貪る。
「溶けて一つになってしまいたい」
そうつぶやく緋紗の乳房に顔をうずめて目を閉じる。
二人とも肉体の快感よりも繋がっていることを確認しあうように抱き合った。
お互いに触れていないところがないように、すべてを網羅するように。
燃やせるものをすべて燃やし尽くした二人は消耗して体力を使い果たした。
直樹の胸の上で緋紗は横たわり身動きせず、何も言わず静かに時間を過ごす。
緋紗は薪が十分な酸素できれいに燃えて、柔らかい真っ白な灰が窯の中に吸い込まれるような安堵感を得て目を閉じた。