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スカーレット オーク
第62章 62 営み
駅のホームで二人は新幹線が来るのを待つ。
朝から会話らしい会話を交わしていないがお互いの気持ちは十分伝わっていて言葉にする必要を感じなかった。
先に上りの新幹線がやってきて、ざわめく人混みを乗せて去って行った。
「そろそろ来るね」
「そうですね」
二人は何気なく見つめあい、いつの間にか口づけをしていた。
新幹線がやってくる。
緋紗は立ち上がった。
直樹も立ち上がって荷物を渡す。
「さよなら」と、『愛してる』の代わりに言って二人は別れた。
朝から会話らしい会話を交わしていないがお互いの気持ちは十分伝わっていて言葉にする必要を感じなかった。
先に上りの新幹線がやってきて、ざわめく人混みを乗せて去って行った。
「そろそろ来るね」
「そうですね」
二人は何気なく見つめあい、いつの間にか口づけをしていた。
新幹線がやってくる。
緋紗は立ち上がった。
直樹も立ち上がって荷物を渡す。
「さよなら」と、『愛してる』の代わりに言って二人は別れた。