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第1章 黒煙のレクイエム

そんな中で、恐ろしい事件が発生した。

恐ろしい事件は、渡良瀬川の埼玉県寄りの河川敷の公園で発生した。

「いてーよ…いてーよ…頭が割れるようにいてーよ…」

この時、帰宅途中の男子高生が突然通りかかった男に金属バットで頭を殴られて倒れた後ナタで切られて殺された。

男子高生をナタで殺した男は、こうすけであった。

めちゃくちゃになっているこうすけは、ナタで男子高生を刺しまくった後、その場から走って逃走した。

こうすけは、週明けの月曜日に栃木県小山市で恐ろしい事件を起こした。

時は、週明けの月曜日の午前10時過ぎのことであった。

事件は、栃木県小山市にある私立の男子校で発生した。

事件現場は、JR両毛線の沿線沿いにある閑静な住宅街に建っている男子校であった。

こうすけは、校内でナタを振り回して暴れ回って、男子生徒30人を切りつけて殺した末に、駆けつけてきた栃木県警の刑事たちが持っていた拳銃で撃たれてハイジョされた。

栃木県警の刑事たちは、拳銃でこうすけをハイジョした後、その上から小便をかけていた。

事件現場には、小山市の消防本部の緊急車両がけたたましいサイレンを鳴らして停車をしていた。

小山市の消防本部の救急救命士たちは、必死になって応急処置を行っていたが、時間をおうごとに死者が増えていたので、いらだちが高まっていた。

こうすけは、刑事たちから小便をかけられた後遺体を無造作にいじり回されていた。

山尾の家の家族は、こうすけのことを邪魔者扱いしていたので、栃木県警からの電話に対して『そうですか…』と冷めた声で答えてから電話を切った。

恐ろしい悲劇は、このあとも続いて行くので、まだ終わりと言うわけではなかった。