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Backside storys
第4章 芳川 翠 & 玄 徹匠  ー13years agoー
結局、芳川とはその後も喋る機会もなく、2年でクラスが分かれてしまって。
2年のクラス替えは進路別成績別だから、2、3年はクラス替えがなくて、そのまま卒業する事を意味していた。

告られて彼女がいた事もあったけど、俺の頭の中にはずっと芳川が居た。
勿論俺だって正常な男子高校生だ。女のコの身体に興味はあったし、向こうから迫られれば殊更拒む事はしなかったけど。
サルみたいにヤれりゃ誰でもなんて事もなかったし、親に煩く言われてた、生活力のない学生が興味だけで異性と関係を持つコトの危険性…妊娠諸々のリスク、を考えると、そんな積極的にもなれなかった。

長期の休みはバイトに明け暮れて、2年の夏休みの終わり、ようやっと念願の一眼レフを手に入れる。

練習と称して無駄にシャッターを切る毎日。
校舎の3階の窓から、グランドで練習してる野球部の連中のニキビ面まで捉えることのできる性能に感動しながら、いや俺が撮りたいのはこんなんじゃないわ、何でヤロウのニキビ面撮らなきゃいけないんだよ…と自分で突っ込む。まぁ、一心に部活に打ち込む学生の姿って被写体としては悪くはないと思うけど…

何かに打ち込む学生の姿、か…いいかもしれない。
レンズを向けて、焦点を合わせる練習をしながら、そうだ、体育祭とかいいかもしれない。シャッターチャンスが多そうだ。と顧問に相談したら、いいんじゃないかな?先生方には話通しておくし、後で撮ったものを提出するなら卒業アルバムとかにも使えるだろうし、と許可を貰った。

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