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真昼の月
第2章 中編
「ああ、いくこさん…ごめんね。」
「えっ?なんのことですか?」
「よしののことよ。」
「よしのさん、家を出られる際に玄関のドアをものすごい力を込めて…」

いくこは、ものすごくつらそうな表情でさよこに言うていた。

けいぞうは、やさしい声でいくこに言うた。

「ああ、気にすることはないよ…よしのはまだ身の丈に合う結婚相手がいないだけだよ。」
「えっ?そうかなぁ~」

いくこが小首をかしげてけいぞうに言うた。

さよこは、やさしい声でいくこに言うた。

「ああ、大丈夫よ。近くにふさわしい相手の人がいないからイライラしているだけなのだよ…よしのは美人だから、よしののことを迎えに来てくださる白馬の王子様は、まだたくさんいるわよぉ…そうよねぇ。」
「もちろんだよ…よしののことをほっとけないと言う男性なんて、くさるほどいるから大丈夫だよ。オレだってじっと待っていたから神さまがいくこと出会う機会を与えてくれたのだよ。」
「そうかなぁ~」
「そうよ…じっと待っていれば神さまが選んでくれるわよ…よしのは1日も休まずにまじめに働いているから、神さまは認めてくれるわよ…ねえ。」
「ああ、そうだよ。神さまはよしのに味方してくれるよ……よしのの結婚は、神さまに全部任せればいいから、ぼくたちはなーんにもしなくてもいいのだよ。」
「そうよね…」
「そうよ、私たちはなーんにもしなくても神さまがぜーんぶお膳立てしてくれるのよ。」
「そう…かなぁ~」
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