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第2章 中編

｢えりこちゃん…｣
｢なんなのかしらあんたは一体!!｣
｢えりこちゃん、どうしたのよ…｣

女性従業員さんは、えりこに『いつになったら高校へ戻るのかな…』と言おうとしていた。

えりこは女性従業員さんの言葉を否定的にとらえていたので、女性従業員さんに八つ当たりをした。

｢あんた!!｣
｢どうしたのよ一体…｣
｢あんたがアタシに繰り返して同じようなことばかりを言うて来るからアタシがイライラとしていることが分かっていないわね!!｣
｢どうしてそんなに怒っているのよ…アタシはえりこちゃんが心配になっている…｣
｢やかましい!!中学を卒業したコが高校に行かずに働くことがそんなにいかんと言いたいのかしら!!｣
｢言うてないわよぉ…｣
｢いいえ!!言うた!!｣
｢アタシは、せっかく合格できた高校なのにどうして行かないのかな…とて心配になっているから…｣

えりこは、近くに置かれていました湯呑みを女性従業員さんのひたいに投げつけてケガを負わせて、店から勝手に出ていった。

この日を最後に、えりこは勝手に仕事を休んだ。