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独占欲に捕らわれて*Regret
第3章 真相探求
「ちょっとお茶しない?」
「いいね」
紅玲は千聖の隣に座ると、煎茶をひと口飲んで彼女に寄りかかる。
「今日は本当にお疲れ様」
千聖がいたわりの言葉をかけながら頭を撫でると、紅玲はその手をとってキスを落とす。
「ありがと……。昔はずっと真面目腐ったフリしてたから、もっと楽にできると思ったけど、難しいね」
紅玲は力なく笑うと、千聖を抱きしめる。
「あんなに真面目くんな紅玲、初めて見たわ」
「何それ、普段のオレがちゃらんぽらんみたい」
ふたりはどちらからともなく笑い合う。
「でも、内面はとっても真面目よね、あなた。だから今日は頑張りすぎたのよ。来るかどうかも分からないマスコミ対策のために、あそこまでして」
「あっはは、そうなのかもね」
「ねぇ、紅玲。今夜は好きなだけ甘えてくれて構わないのよ?」
紅玲は目を見開いて千聖を見つめ、嬉しそうに目を細めた。
「ありがと、チサちゃん。じゃあお風呂上がりに甘えさせてもらおうかな」
紅玲が言い終わるのとほぼ同時に、アラームが風呂が沸いたことを知らせてくれる。
「着替え持ってくるから、先に入ってて」
帰ってきた時とは別人のような生き生きとした顔で言うと、紅玲は着替えを取りに2階へ行く。
「今夜は寝かせてもらえるのかしら?」
千聖は困ったように笑うと、風呂場へ行く。
浴槽に紅玲が気に入っている入浴剤を入れると、髪を洗う。ボディタオルを濡らすと、脱衣所に紅玲が入ってくる音が聞こえてくる。
「チサちゃん、入るよ」
「背中、洗ってもらえる?」
ボディタオルにボディソープを垂らすと、紅玲に手渡す。
「喜んで」
紅玲は上機嫌でスポンジを受け取ると、丁寧に千聖の背中を洗う。
「傷、痛くない?」
紅玲が傷にキスを落としながら聞くと、千聖は小さく笑った。
「ふふっ、くすぐったいわ。もう平気よ。紅玲こそ、痛くない? 思いっきり引っ掻いちゃった気がするけど」
「残念ながら、もう痛くないんだよねぇ……」
「どうして残念がるのよ?」
「だって、これも愛でしょ?」
紅玲は後ろから千聖を抱きしめる。千聖はどう答えていいか分からず、彼の手を掴む。
「いいね」
紅玲は千聖の隣に座ると、煎茶をひと口飲んで彼女に寄りかかる。
「今日は本当にお疲れ様」
千聖がいたわりの言葉をかけながら頭を撫でると、紅玲はその手をとってキスを落とす。
「ありがと……。昔はずっと真面目腐ったフリしてたから、もっと楽にできると思ったけど、難しいね」
紅玲は力なく笑うと、千聖を抱きしめる。
「あんなに真面目くんな紅玲、初めて見たわ」
「何それ、普段のオレがちゃらんぽらんみたい」
ふたりはどちらからともなく笑い合う。
「でも、内面はとっても真面目よね、あなた。だから今日は頑張りすぎたのよ。来るかどうかも分からないマスコミ対策のために、あそこまでして」
「あっはは、そうなのかもね」
「ねぇ、紅玲。今夜は好きなだけ甘えてくれて構わないのよ?」
紅玲は目を見開いて千聖を見つめ、嬉しそうに目を細めた。
「ありがと、チサちゃん。じゃあお風呂上がりに甘えさせてもらおうかな」
紅玲が言い終わるのとほぼ同時に、アラームが風呂が沸いたことを知らせてくれる。
「着替え持ってくるから、先に入ってて」
帰ってきた時とは別人のような生き生きとした顔で言うと、紅玲は着替えを取りに2階へ行く。
「今夜は寝かせてもらえるのかしら?」
千聖は困ったように笑うと、風呂場へ行く。
浴槽に紅玲が気に入っている入浴剤を入れると、髪を洗う。ボディタオルを濡らすと、脱衣所に紅玲が入ってくる音が聞こえてくる。
「チサちゃん、入るよ」
「背中、洗ってもらえる?」
ボディタオルにボディソープを垂らすと、紅玲に手渡す。
「喜んで」
紅玲は上機嫌でスポンジを受け取ると、丁寧に千聖の背中を洗う。
「傷、痛くない?」
紅玲が傷にキスを落としながら聞くと、千聖は小さく笑った。
「ふふっ、くすぐったいわ。もう平気よ。紅玲こそ、痛くない? 思いっきり引っ掻いちゃった気がするけど」
「残念ながら、もう痛くないんだよねぇ……」
「どうして残念がるのよ?」
「だって、これも愛でしょ?」
紅玲は後ろから千聖を抱きしめる。千聖はどう答えていいか分からず、彼の手を掴む。