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独占欲に捕らわれて*Regret
第4章 反撃開始
「んぐっ!? んーっ! ふ、うぅ……」
いつもより強く吸われ、その痛さに千聖は甲高い声で啼く。喘ぎというより悲鳴に近い声を上げているにも関わらず、紅玲はいくつもの痕を付けていく。それは胸元だけにとどまらず、腕や腹、太ももや足の甲まで散りばめられた。
「オレのだって印、沢山ついたよ。嬉しいでしょ?」
紅玲は赤黒くついた痕を指でなぞりながら、うっとりと千聖を見下ろす。千聖は肩で息をしながら、なんとか頷く。

「そうだよね、チサちゃんがオレに愛されて、嬉しがらないわけないもんね」
紅玲は満足気に言うと、千聖の乳房を揉みながら、再び乳輪をくるくるとなぞる。
「んぅ! ふ、ぁ……はんんっ!」
「あっはは、すごい声……。もう少し調教したら、胸だけでイけるようになるんじゃない?」
紅玲のおぞましい考えに、千聖は首を横に振る。

「無理だって? そんなの、やってみなきゃ分からないでしょ? ま、今日はチサちゃんに懇願させるのが目的だからやらないけど」
やらないと言われて安堵するのも束の間、なんの前触れもなしに、紅玲は千聖の乳首を吸い上げ、もう片方の乳首をグリグリとつまみ上げた。

「はうぅっ!? んっ! んんんぅっ!!!」
さんざん焦らされた躯は突然与えられた快楽に過剰反応し、千聖は躯を仰け反らせながら絶頂してしまった。
「ふぅ、ふぅ……んぅ、ふぅ……」
(本当に、胸だけでイッちゃった……)
胸だけで絶頂してしまったことに呆然とする間もなく、躯の火照りに喘ぐ。唾液がギャグボールの穴から溢れ、千聖の頬に伝う。

紅玲は無言でギャグボールを外すと、深く口付けた。
「ぷはぁ……はんんっ!? ふ、んぅ……んっ、ぁ……」
紅玲の舌は千聖の唾液を掻き出し、それを飲み込む音と彼の吐息が、千聖の聴覚を犯していく。大半の唾液を飲まれたところで、ようやく口が開放される。
(まさか、唾液をあんなに飲まれるだなんて……)
紅玲の口に伝う白銀の糸に、千聖の胸が高鳴る。
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