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俺の幼なじみの恵方巻の食い方がエロすぎる!
第1章
「千歳(ちとせ)! じゃあ、お母さん出かけてくるから、お留守番よろしくね! 一泊して、明日の夜には帰ってこれると思うから。恵方巻食べて待っててね。ごめんね急にこんなことになっちゃって」
「謝んなくていいって。おばあちゃんが具合悪いんじゃしょうがない。てか俺もう十七だし全然平気だよ」
「本当に。まあ、多分風邪とは言ってたから大丈夫だとは思うけどね。熱もたいしたことないって言うし。時期的にインフルエンザの可能性もあるから、私一人で様子を見に行くわ。ーーまたね」
「うん、気をつけて」
母さんは慌ただしく家を出ていった。玄関で俺は手を振り、ドアが閉まるのを見届ける。
車で三十分ほどの町にばあちゃんは住んでいる。二時間くらい前にじいちゃんから電話があり、どうやらばあちゃんが熱っぽいから来てほしいとのこと。
微熱程度らしいけど、心配性なじいちゃんは大慌てだったらしい。元気だけが取り柄なばあちゃんが熱を出したんだから仕方がない。ましてやじいちゃんは家事炊事がほとんどできない。
おかゆを作ってやりたい、と言うじいちゃんに、母さんはしょうがないなあと笑って頷いたという。