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ハイパーテクニックおじいちゃん
第3章 イチョウの木
「お待たせ〜」
おじさんは、近くの自動販売機で買ったペットボトル二本を両手に抱え、戻ってきた。
「はい、どうぞ」
一本を美里に差し出した。ホットの緑茶だった。
「どうもありがとうございます」
受け取ると、冷えた手が芯から温まる気がした。
部屋のドアを開け、
「どうぞ」
おじさんを自室に招き入れた。
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