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第1章 彼氏

「じゃ、また来週〜」
駅の改札で別れた。

美里は、この毎週のルーティーンも付き合い始めの頃は楽しかったが、最近ではマンネリとセックスの辛さで、色々疑問を抱くようになっていた。
そう、始めの頃は、セックスの前後に外食やら、別の場所へデートに行ったりしていたのだが、最近は家でセックスのみの直行直帰である。
真斗は退屈ではないのかな？
真斗は私の事を本当に好きなのだろうか？
私は真斗に憧れ、大好きで、デートも楽しかった。
でも、最近は正直言ってただ辛いだけ。
水曜日がくるのを少し憂鬱に感じていた。
それでも、真斗には嫌われたくない。
本当に望むデートプランも言えずにいた。