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ハイパーテクニックおじいちゃん
第10章 ドラッグストア
火曜日。
明日は、寛がマンションの清掃にやって来る日だ。
美里は仕事帰りにドラッグストアへ寄った。
店内へ入ると、入口に山積みにされている買い物かごを持った。
まずは、必要な日用品をかごに入れる。
途中、コンドームの売場を発見した。
……明日、これを寛に渡し、セックスのお願いをしてみよう。
美里は、ここ数日でそう心に決めていた。
必要な日用品を全て買い物かごに入れ終わると、再びコンドームの売場へ戻った。
いつも男性任せにしていたので、自らコンドームを購入するのは初めてだった。
他の来店客の視線が気になる。
誰も近くに居ない事を確認して、商品をじっくりと見る。
どの商品が良いのだろうか?
値段と機能性、素材やデザイン。
美里は、パッケージが一番それとは分かりづらい商品を手に取り、買い物かごへ入れた。


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