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ハイパーテクニックおじいちゃん
第10章 ドラッグストア
レジには、若いイケメン店員と、チャキチャキと働く中年の女性店員がいた。
レジを待つ列は一列に並んでいて、空いた方のレジへ進んで行く。
現在、列に並んでいる人は、美里の前に三人いた。
美里は内心、中年女性店員に会計してもらいたいと思っていた。
イケメン店員に、コンドーム購入を見られるのが、少し気恥ずかしかったからである。
最前列の人が中年女性店員に会計してもらう。
……あと二人か。
次の人はイケメン店員。
このままだと、美里の前の人が中年女性店員で、美里はイケメン店員に当たってしまう。
ナーバスな気分になった。
が、しかし、イケメン店員のレジで会計中の人が、購入する薬の種類を間違えたようだ。
その人とイケメン店員がやりとりしているうちに、美里の前の人も中年女性店員との会計を済ませ、美里の番が回ってきた。
……ラッキー。
中年女性店員のレジで会計を済ませ、黒いビニール袋に入った商品を抱え、帰路につく。

明日もこのまま幸運が続く事を願った。
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