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ハイパーテクニックおじいちゃん
第15章 最後の晩餐
再び寛が腰を振り始める。
最初はゆっくりと。
そして、徐々にスピードを上げて行く。
「美里、俺の名前を呼んで」
「……寛……」
「そう、もっと言って」
「寛、寛、寛……」
「そう美里、ああ美里、美里、美里……」
お互いの名前を呼び合いながら、どんどんとオーガズムへと突入して行く。
階段を上って行くと、背中に羽が生えてくる。
一番上まで上がると急降下してしまいそうだ。
「寛、イっちゃう」
スイッチが入った。
ジェットコースターを回り落ちるように急加速する。
「あ、あ、あ、あ、あ、あー」
次の瞬間、ふわっと身体が浮いた。
翼を広げ、天まで昇りつめた。
ふと、意識が戻る。
寛が、息を切らし微笑みながら、こちらを見つめる。
「美里ちゃん、イけた?」
美里がコクリと頷くと、
「俺もイっちゃいそうだ」
そう言って、腰の動きを倍速させた。
美里の休まった翼がまた広がる。
「あん、寛、寛、あん、あん、あー」
「美里、美里、美里、ダメだ、ダメだ、美里、大好きだー」
寛が涙声になり絶叫した。
「あぁー」
美里も再び翔び立つ。
ドクドクとペニスが脈打つ。
風船の空気が抜けるかのように、膣内のペニスはみるみる萎んでいった。
寛がペニスを引き抜いたと同時にコンドームが外れ、中の精液がベッドのシーツに溢れそうになった。
急いでそれをティッシュで包ませ、ゴミ箱へ捨てた。
そして、美里に抱きついた。
「美里ちゃん、イっちゃったよぉ。終わっちゃったよぉー」
寛は涙を流し泣いていた。
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