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ど腐れたラブの物語【完結】
第8章 その7
その日のマユミは、丁寧なフェラで、マラかすの酸味を帯びた臭いが鼻を突く茶チンポを、これでもかの口もてなしで吉原を静かにイカセた。


さらに、それを受けた吉原は、マユミの骨ばった股間を顔が呑み込まれそうなほど、舌で、”奥底まで届け!”の意気込みで何度も何度も昇天させた。


約30分強…。
二人は地を這う妖精の如き、イキあった。
で…、身体共に貫通したのだった。


***


「…きれいごと抜きのあなたに惚れたわ!あなたと一緒に生きて行きたいわ、コウジさん…」


「ど腐れされなんだぞ、死ぬまでオレは…。ホントにホントに、いいのかよ、マユミ…」


「いいわ!私も所詮、ど腐れよ!…あんなホストに入れ込んでる時点でクソよ、私も…」


この日から1年半後…、二人は夫婦になった。
周囲の承認も得て…。


そして、数年後には”ひと粒種”の長男が生まれ、傍から見ればフツーの人並みな生活を得た、幸せな家庭に映っていた…。
その実感も吉原夫妻にはあった。


マユミは至福の人生を得た…。
と、言えた…。


***


さらにその数年間…、吉原家はつつましいながらも、明るい日々が続いていた…。
その年の春には、一人息子の雄太が小学校に進学し、毎日元気に集団登校で学校に通っていた…。
いじめや不登校の兆候もなく…。


そして夏休みを間近かに控えた、ある月曜日の夜…。




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