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先生…好きです
第2章 抱かない理由
何かを狙うような色っぽい目付きと舌先で唇を舐める、一瞬見せた先生の顔に意味も分からず身体が熱くなる…
あの時と一緒だ、卒業した時に「キスを教えてやる」と話していた時と同じ…
「どうした?」
「…な、何でもない、です」
「そう?」
ご飯を食べ終わり、テレビを観ていたら9時前に。
私の家は門限は特に決められていないけど、先生はいつも9時前には車で送ってくれる。
「泊まっていきたいなー」
「ダメダメ、親が心配するだろ?それに、俺は今めちゃくちゃ我慢してんの。これ以上お前と一緒に居ると何するか分からんからもう帰す」
「えー、私は別にいいけど?」
「やめなさい。年頃の女の子がはしたない」
先生としたいんだから、はしたない発言だってしちゃうよ…
なんて言葉は飲み込み、先生の車で自宅近くの駅まで送ってもらった。
「先生今日もありがとう」
「じゃあな。腹壊さないように温かくして寝ろよ」
「子どもじゃないのに…」
「あっ、ちょっと…」
「ん…あっ」
先生に腕を引っ張られ、先生に抱き締められ、下唇を甘噛みするようなキスをされた。
「来月、楽しみにしてるから、バイト休み入れとけよ。おやすみ」
「…うん!おやすみなさい」