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先生…好きです
第2章 抱かない理由

そんな話をしながらも、先生は手際良く調味料を混ぜていく。

「アレ?今日はニンニク使うの?」
「いつもはあっさり系だけど、今日はニンニクを効かせたガッツリ系にしようと思って」
「わー、楽しみー!」

薄切りにしたニンニクを油で炒め、そこに下味を付けた厚い豚バラを入れて焼き、いったん取り出して豚バラの脂で野菜を炒める。

「はーい、卵割ってー」
「はーい」
「うん、今日も殻入れずに綺麗に割れたな。ご飯もちゃんと炊けてたし、上手くなってきてるよ」

今まで何も出来なかった私に先生は色々教えてくれた。
先生の料理の手伝いが出来るのも嬉しいし、先生に褒めてもらえるのも嬉しい…
フライパンに卵を2つ割って目玉焼きを作り、それを野菜炒めの上に乗せる。

野菜炒めと豆腐の味噌汁と、私の好きなスーパーのかぼちゃの煮付けを食卓に並べて食事の時間に。

「いただきます…んー、先生のご飯今日も美味しい…」
「そりゃどうも。もっと食べろよ」
「ちょっと、私を太らせる気ですか?」
「違うよ。いっぱい食べて体力付けないと。来月エッチするんだから…」
「先生…」



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