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先生…好きです
第3章 初めての日
「「誕生日おめでとう!!」」
お昼に食堂で待ち合わせしていた友達がお祝いしてくれた。
今日は終わったら誕生日パーティーをする予定だったけど、先に大事な予定が入っていたから、週末改めてお祝いしてくれる事に。
「日持ちするお菓子の詰め合わせにしといたよ。ちゃんとしたプレゼントは週末に渡すねー」
「わー、美味しそう!優希ちゃん、玲美ちゃんありがとう」
友達から贈られたお菓子の中身は何かとワクワクしていると後ろから声を掛けられた。
「杏奈ちゃんどうしたの?その紙袋!?『町田洋菓子店』って…高い洋菓子のお店のやつじゃん!
「中嶋くん!優希ちゃん達が誕生日のお祝いしてくれたんだ!」
「マジで!?杏奈ちゃん今日誕生日なの!?」
中嶋くんとは講義で隣の席になった際に話したのがきっかけで、仲良くしてる初めて出来た男友達。
ちょっとチャラい系だけど男女共に友達が多くて、勉強には真面目に取り組んでいる印象を持っている。
「俺も杏奈ちゃんの誕生日お祝いしたかったなー。今度パーティーするんでしょ?俺も行きたいなー」
「こら、パーティーは男子禁制。女友達だけで祝うんだから」
「ごめんね。でも中嶋くんありがとう」