この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
先生…好きです
第3章 初めての日
中嶋くんが去っていくと、玲美ちゃんが耳打ちしてきた。
「杏奈、あんまり中嶋に隙見せちゃダメよ。あいつ絶対杏奈の事狙ってるって、気を付けな」
「えー、私は大丈夫だよー。彼氏居るもん」
「彼氏居るから安心ってわけじゃないんだけど…」
そんなやり取りの途中、先生からラインが入った。
[悪い、7時に仕事終わりそう…]
先生としては、早く仕事を終わらせたかったんだろうけど、こちらとしてゆっくり準備出来るからオッケー。
[了解。駅前で待ってるねー]
ーーーーーーー
7時10分になり、見慣れた車が駅前の駐車場に停まった。
「先生!」
「悪い、待たせた」
「ううん」
助手席に乗り込み、すぐに先生に抱き着いた。
はぁー…仕事終わりの先生、相変わらずカッコいいな…
「先生会いたかった…」
「ずっと会ってない感出すなよ。一昨日お茶しただろ?」
「…って言っても10分だけじゃん。私はもっと先生と一緒に居たいの」
「ふっ、そうですか…ていうか、抱き着かれたままだと運転出来ないんですが…」