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先生…好きです
第1章 プロローグ

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半年後、私は再び視聴覚室を訪れた。
目的はもちろん…

「先生…」
「卒業おめでとう…本当に来たんだ…」
「もちろんです。あれからずっと先生の事想ってました…新木先生、私と付き合って下さい」

しばらく沈黙が続いて、耐えられなくなってギュッと瞼を閉じた。

「ここまで真摯に想い続けてくれてたんだから、気持ちに応えないといけないよな…」
「…先生?」
「いいよ。付き合おうか」
「……!ありがとうございます!!」

嬉しさが爆発して駆け寄ると、制止される事なく先生に抱き付けた。
先生に微笑まれると、好きな気持ちがフツフツと湧き上がってくる。

「今キスして欲しいです」
「おい、早いな…」
「ずっと好きな気持ちを溜め込んでたんですよ。待ったご褒美欲しいです…」

「ん…」と唇を突き出すと、噴き出すような笑いが漏れて、先生にほっぺを突かれた。

「ここじゃダメ。キスは制服を脱いでからな」
「えっ!?先生エッチ…」
「違うよ!『学校から出て、私服に着替えたらキスする』って事。今キスしたら、生徒に手出してると思われるだろ!?」

「まだそれ気にします!?」
「するよ、早く帰りな。後でキスの仕方も教えてやるからな…」
「せ、先生…!」

突如先生が見せた男性な顔に、顔から火が出ちゃうくらい恥ずかしくなった…
これから刺激的な毎日になりそうです……



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