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先生…好きです
第2章 抱かない理由

お昼休み、先生が視聴覚室教室で1人になるタイミングを見計らい、ラインでメッセージを送った。

[今日先生のとこ行ってもいい?]

[いいよ。飯食っていくだろ?
[何か作るけどリクエストある?]

[野菜炒めが食べたい]

[…お前好きだよなー]
[分かった。家に来たら飯炊いといて]

とりあえず会う約束は出来た…
後は作戦が実行出来れば…

ーーーーーーー

4コマ目の授業を終え、電車に乗って先生の住むマンションに向かう。
私の家と大学の中間に先生の住まいにはお家デートの他、先生が居ない時には自習やバイト前の休憩の為に使わせてもらっている。

…合鍵まで持ってるのに、どうして深い関係にならないんだろ…

先生に文句を言いつつ、無洗米を軽くゆすいで炊飯器にセットした。

付き合い初めの頃から料理が一切出来なかった私に、先生は1から料理の仕方を教えてくれて、ようやく炊飯と卵が割れるようになった。

先生が帰宅するまで時間がある…
時間を確認してから作戦を決行するため、先生から口酸っぱく「入るな」と禁止されている寝室に足を踏み入れた。



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