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先生…好きです
第2章 抱かない理由

入室を禁止されていた寝室だが、クローゼットとベッドがある至ってシンプルな普通の寝室…
それなら、彼女に見られたくない如何わしいビデオでもあるのかなー?
…先生に限って、エッチなDVDなんて持ってないか…

ひと息吐いてから、シャツとスカートを脱いで、下着姿になった。
今日決心したから、1番可愛い下着ではないけど…先生に少しでも欲情してもらいたくて、先生のベッドにそのまま入った。

布団に入ると、先生の匂いに包まれているようで、これからの事を想像してドクドクと心臓が脈打つ。

先生……



「……い、杏奈」
「ん…」
「杏奈、起きろって」
「んあ、アレ?先生…」

眠い目を擦っていると、視界に先生の端正なお顔が…
先生を待っている間に寝てしまったみたい…

「全く、あれだけ寝室に入るなって言ってたのに…昼寝ならソファですれば良いだろ?」
「だって…」
「ほら、起き……!!」

勢いよく布団を捲り上げられ、下着姿の私に先生は硬直した。

「……お前!何ちゅー格好してんだ!!早く着替え…」

怒る先生の腕を力一杯引っ張ってベッドに押し倒すと、上に乗っかって先生の唇を塞いだ。

「ん、コラ、あんな…」
「ん、先生…好き…」
「オイ、やめろって…」
「先生…シて…」

まだまだ上達しない下手くそなキスでおねだりしながら、震える手で先生の下半身に触ろうとした瞬間…

「いい加減にしろ!!」
「……!!」



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