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君は僕のぬな
第7章 クリスマスとチャンミン

クリスマスイブの夜、あたしは、元大学の仲間たちとクリスマスパーティーに参加した。
キスすら経験したことないあたしには、女の子同士のクリスマスパーティーがちょうど良かった。
お酒も入って、ほろ酔い気分で帰宅すると、玄関の前に、見知らぬ車が止まってた。
ガチャ、ってドアが開き、出てきたのは、やけに大柄な男性だった。
「ぬな!!!」
ん?聞き覚えのある声がした。
街灯が照らされ、映し出された顔は、チャンミンだった。
「ななな、なんで?」
「とにかく、乗って下さい。」
いきなり助手席に促された。
焦ったあたしは、咄嗟に可愛くない言葉しか出てこない。
「あたしの家すぐそこだし。てか目の前じゃん。」
「はぁ。僕に拉致られたいですか?」
「それって、犯罪じゃない!!!」
「「乗れ。」」
チャンミンの目がマジだったから、大人しく車に乗ってしまった。
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