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君は僕のぬな
第7章 クリスマスとチャンミン
車の中では、終始無言だった。
彼はラジオから流れるクリスマスソングを口ずさんでいたけど、あたしは、それどころじゃなかった。
どうして彼は、あたしを待ち伏せしてたんだろうか。
も、もしかして、この間の腹いせとか?
チャンミン、プライド高そう…いや、エベレスト並みに高いから。
あたしに嫌がらせしに来たとか?きっとそうに違いない。
そうこう考えいるうちに、車は、高層マンションの地下駐車場に入って行った。
「…ここ、もしかして?」
「僕の日本のマンションです。」
「えっ?今日は、クリスマスイブなんだよ?ほら、SMの人達とか、そうだよ、いつも一緒にいるミノとか他のギュラインとかと過ごさないの?ギュが心配するよ。」
チャンミンは、クスクス笑う。
…ちくしょう、なぜ笑う。
その笑顔が可愛いすぎて、吐きそう。
おェェ
「普段、僕の仕事の話しとかあまり話さないのに、ぬなは、僕の友人(ギュライン)の事をよく知ってますね?」
「し、しまった!!違うよ、この前、キュヒョンさんのこと言ってたから!!」
口に手を当ててしまう。
もう、ずっと、チャンミンが好き過ぎて、ネットサーフィンばっかりしてるなんて、言えない!!!!!」
「ほら、誰かに撮られる前に来て?」
彼のペースに飲み込まれ、来たエレベーターに一緒に乗ってしまった。
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