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異常行動が日常行動のオンナ【完結】
第2章 猟奇マックスへ
「しかも、アブノーマル極まる性行為を強制されたとかで、拒否した際には”女が股を犯せってねだってるのに恥かかせやがって!そのぶら下げてるもん飾りなら、ちょん切ってやるよ!”と、氷子はそう言って高笑いしながらその場で去った…」


「それで…?」


「翌朝、その弁護人は目が覚めると、すっぽんぽんで、自宅の外に大の字で寝ていたそうです。郡氷子の真っ黒なパンティーを掴んで…。幸い、その弁護人のイチモツは無事だったそうですが」


「巧妙な罠ですな」


「引っかかる方が悪い…。自己責任っておっしゃるんですね、辻合先生は?」


「…」


***


「それなら、その方針でやっちゃって下さい。自分は身を守るための権利行使で、郡氷子の妹との接点を以って、逃げだけは打って起きますから。幸い、妹のツグミはあなたには懐疑心を抱いてるが、私には共にイカレた凶暴な姉への共闘戦線ってことで話は付いてます。先生は遠慮なく、あの女と法とやらでガンガンやっていただければ結構ですので。互いに自己責任で…」


「あっ…、いや、桜木さん、わかった。…郡氷子への対応についてはあなたの意向に沿って、適度の距離感は留意して行きましょう。…ふう、私も今回はあの女関連で耳目を放ってみたが、確かに法曹界ではアンタッチャブルな括りに入っていましたんでな。まあ、我々的には、常識の通じる相手ではない。一線超えのトップリストに入ってるようだった」


桜木は辻合のこの一言で、今対峙してい若い女が、どれだけ恐ろしい裁判相手かを痛感するのだった。




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