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異常行動が日常行動のオンナ【完結】
第3章 企みあう姉妹
”まあ…、私のモードスイッチがオンされちゃったら、妹のカラダを汚したガキに何をしでかすかわからないと危惧に駆られ、私の衝動をセーブさせる予防線を張ってんだよな。フン…、あんた、何かと物騒な私のウワサを学校が聞きつけていたことを逆利用したわね。長期の自宅こもりを学校に許可させる機に、ガッコウからの私のマークを緩和させてね…”


”ツグミ!私はあんたが学校を長期フケって自宅にこもる理由、しっかり知ってたぞ!もっとも、そのことをツグミも承知で織り込んでたんだろうけどな。フフフ…、あんたは私がいずれ人間ぶっ殺すの我慢できなくなるってのは確信していただろうから、家にいていろいろ調べ入れる気だったんだよな?”


ここら辺りで、氷子の目つきがだんだんブキミなてかりを帯びてきた…。
この女特有の脳内分泌の相互刺激作用が活発化してきたのだ。


”実際、裁判所からバンバン訴訟の特別送達来るの受け取るのはさ、いつもお前だったもんな。だからさあ…、私が裁判沙汰を乱誘導して”獲物”を探してることに気付いた。キャハハハ…、ツグミ、ご名答だしー”


郡氷子はこの段階になると、”例の”暴力衝動に心と脳が手を引かれ、破裂を待つのみの風船と化していた…。





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