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異常行動が日常行動のオンナ【完結】
第4章 猟奇的なリハーサル
その1
「じゃあ、氷子さん…、くれぐれも分量を間違えないようにお願いしますよ。未成年のガキだと、成長期のホルモンバランスでショック症状を起こすかも知れませんので…」
「ハハハ…、まあ、即死しないんだったら、”ワンプレイ”の間は持つでしょ。少し強いくらいに打ってやった方が、いい反応してくれるかもしれないわよ(薄笑)」
「…」
勝股は手渡した痺れ薬と興奮剤を調合した液体のビンを手に取って、いつも以上にイカレた目つきではしゃぐ氷子にギョッとするのだった。
***
「でさあ…、こっちに回す人間、大丈夫でしょうね?ドン臭いのはゴメンよ。何しろ、ホンバンなんだから」
「ええ‥、今回の仕事の内容はしっかり承知してますので、藤森と板垣を出しますんで。あの二人なら、氷子さんのお手伝いはしっかりと…」
「まあ、無難なとこだけど…。ヘタ売ったら、いくら旧知の二人でもその場で消えてもらうから」
「はあ…、大丈夫です。オレの責任において、確約しますんで…」
氷子からは強い信頼を得ているという自負のある勝股は、”今回が特別”なのは重々処置していながらも、この時ほど彼女を心底恐いと思ったことはなかった。
”やはり本気だ…。絶対にヘマはできねえ…”
勝股はさらに身を引き締めた。
「じゃあ、氷子さん…、くれぐれも分量を間違えないようにお願いしますよ。未成年のガキだと、成長期のホルモンバランスでショック症状を起こすかも知れませんので…」
「ハハハ…、まあ、即死しないんだったら、”ワンプレイ”の間は持つでしょ。少し強いくらいに打ってやった方が、いい反応してくれるかもしれないわよ(薄笑)」
「…」
勝股は手渡した痺れ薬と興奮剤を調合した液体のビンを手に取って、いつも以上にイカレた目つきではしゃぐ氷子にギョッとするのだった。
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「でさあ…、こっちに回す人間、大丈夫でしょうね?ドン臭いのはゴメンよ。何しろ、ホンバンなんだから」
「ええ‥、今回の仕事の内容はしっかり承知してますので、藤森と板垣を出しますんで。あの二人なら、氷子さんのお手伝いはしっかりと…」
「まあ、無難なとこだけど…。ヘタ売ったら、いくら旧知の二人でもその場で消えてもらうから」
「はあ…、大丈夫です。オレの責任において、確約しますんで…」
氷子からは強い信頼を得ているという自負のある勝股は、”今回が特別”なのは重々処置していながらも、この時ほど彼女を心底恐いと思ったことはなかった。
”やはり本気だ…。絶対にヘマはできねえ…”
勝股はさらに身を引き締めた。