この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
異常行動が日常行動のオンナ【完結】
第4章 猟奇的なリハーサル
「…あくまで自分から買って出る。そこが肝だ。後は受け身でいい。言われるがままで…。フィニッシュでの満足を求められるいつもよりは、返って楽だ。相手が従順にテスト台をこなす…。それで今夜のあの人は満足するんはずだからな…」
郡氷子との”パートナー”をなんとか続けてこれた勝股は、あらん限りの思考を巡らせた結果、この選択を導き出した。
”あの女だって、いよいよ命をかけてメインステージに臨むんだ。不安感も緊張感も持ち合わせてるさ。ならば、そこのメンタルをくみ取ってやれば、オレが遠慮した埋め合わせに充てられる。たぶん、オレのお相手固辞も見越して彼女は誘導したんだ。あの猟奇女へのシグナルリターンで、オレの読みに間違いはない…”
勝股はある意味で賭けに出たが、郡氷子の意をくみ取った手ごたえはあった。
郡氷子との”パートナー”をなんとか続けてこれた勝股は、あらん限りの思考を巡らせた結果、この選択を導き出した。
”あの女だって、いよいよ命をかけてメインステージに臨むんだ。不安感も緊張感も持ち合わせてるさ。ならば、そこのメンタルをくみ取ってやれば、オレが遠慮した埋め合わせに充てられる。たぶん、オレのお相手固辞も見越して彼女は誘導したんだ。あの猟奇女へのシグナルリターンで、オレの読みに間違いはない…”
勝股はある意味で賭けに出たが、郡氷子の意をくみ取った手ごたえはあった。