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異常行動が日常行動のオンナ【完結】
第4章 猟奇的なリハーサル
その3



その夜、氷子の元に遣わされたヨシキという男は、何度か”お相手経験”を持っていた。
彼は若いイケメンで精力も申し分なかったが、如何せん、特殊な性衝動を内包するこの女の”合格”はもらえていなかった。


それだけに、ヨシキは勝股からその自分がなぜという説明に理解はできて上で出向いたのだが、やはり誰もが恐れる最狂女を前にすると、不安でいっぱいだった。


ヨシキは、氷子の寝室に入ると勝股のレクチャー通り、いきなり全裸になって、ベッドに足を組んで腰を下ろしている”お相手”の正面に立って姿勢を正した。


「あらあ、どうしたのよ、今日は…」


氷子はやや口元を緩めて、まず彼の目をじっと見つめてから、ほぼ真ん前に剥き出しとなっているヨシキのイチモツに目線を下げた。


「ふふ‥、感心ね。即起ち、しっかりとじゃない」


「今日は自分、”テスト台”で氷子さんの合格をもらえるようにと厳命されて来たんです。一生懸命やりますんで、ひとつよろしくお願いします」


「フン…、アンタの上司もさすがね。どうやら私の気持ちを察っしてくれたみたいね。アンタもさ、見たところハラは括っているようだし‥」


そう言って妖しい笑みを浮かべながら、氷子は腰を上げ、テーブルの引き出しから万札数枚を掴むと、サーッとフローリングの床に放った。


***


「じゃあ、特別に手当てをね。拾いなさい」


「いいんですか?」


「いいの。気持ちだから取っておいて」


ヨシキはぎこちない笑顔でちょこんと一礼して腰を屈めると、床におちた万札に手を伸ばした。


「ちょっと!手なんか使わないで、口で拾うのよ。常識よ、こういうシュチエーションじゃあ。そんで、枕の下にね」


「すいません…」


ヨシキは犬のような姿で言われるまま、口で拾い上げた数枚の一万円札を枕の下に潜らせた。


「はい、よくできましたー!」


氷子はパチパチと手を叩き、次の指示を出した。


***


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