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異常行動が日常行動のオンナ【完結】
第7章 ゴーモン・ファック
その4



「始まるぞ!板垣…」


「ああ…。だがよう、なんだよ、アレ。まるでイタリアンマフィアの死の接吻じゃねえか…」


「あの女、もしかして、本気であの坊主に惚れてるのかも…」


「なら、藤森…、氷子さんはあの中学生を…!」


「最悪、ここでぶっ殺されるかもしれない…。あのイカレた女が愛するということは、究極の行為に行き着くんだ」


「おい、じゃあ、オレ達はその前にトンズラしねえとヤバいだろ!」


「いいか、あの女から逃げても無駄だ。ここまできたら、彼女の召すがままで付合ってやらねえと…。最後までこっちが”全う”さえすれば、たぶん、コトが終結ってとこでオレ達は”解放”される。これは勝股さんの見解でもあるしな。それに、それなりの言質は先程こっちへ示してるだろう?」


「うむ…、あの人はむしろ自分の巻き添えとか、そんなセコイ考えはハナから眼中にないか。ふう…、ここは腹を括ってお付き合いの約束を果たすのが最善ってとこだな…。正直、気が重いが…」


氷子から7,8M距離を置いた二人のヒソヒソ話は何とか合意に達したようだった…。


***


「いいか、ケン。ひとつひとつ聞くぞ。言葉がでなきゃ、イエスは縦、ノーは横に首を振れ。ノーコメントなら、瞬きをゆっくりと2回だ。なら…、まずはお前と妹の仲だよ。アイツが自宅にこもった際、学校が言ってた、ツグミの体をいたずらしたっての、お前だな?」


ケンは少し間をおいてから、ゆっくりと瞬きを2回繰り返した。
彼からのリターンを受けた氷子はほんのわずかであるが、眉間にしわを寄せ、一瞬表情を険しくした。


「…じゃあ、私の見立てを言うぞ。それ、二人の申し合せで狂言だろ?ツグミは不登校の原因がイカレた姉ではなく、他に要因もあるとメッセージを学校に発した。で、お前が私から丸坊主の刑を受けた事後処理の口利きを交換条件として、私が妹に手を出した件を言及した時、その対処としてのつくり話に同意した。つまり、ケンは郡ツグニに性的いたずらなど一切していない。そうだな?」


またもケンはノーコメントの意思を表示した。
今度は即座に…。


「…」


ここで一気に氷子は顔つきが一変する。


***


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