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異常行動が日常行動のオンナ【完結】
第8章 姉と妹の決着/イカレ勝ちしたもの
夜7時を過ぎた…。
ケンからは電話もラインの返信も既読印もなかった。
”バスケの部活にしても遅すぎるよ。学校へも連絡したら、とっくに生徒は全員返ったってことだったし…。どうやら私の読み、丸々的中って訳…?”
彼女はほぼ”今夜”という読みに確信を抱いた。
そこで桜木正樹に提案した。
「お兄さん、やっぱり警察に連絡した方がいいと思う」
「うん…、そうだな」
「お姉ちゃんが襲ってくるからって言ったんじゃ警察は駆けつけてくれないだろうけど、身内が夜になっても連絡なしで帰ってこないって言えば来てくれるんじゃないかな」
「ああ、そうだな。もう一度発信してラインして、それでもなら110番しよう」
ケンの兄は決断した。
”さあ…、あとはイカレ女の出方次第で私は迎え撃つ。私はどっちでもいいのよ、氷子姉ちゃん…”
だがちょうどその頃、その桜木ケンがすでに姉の氷子に拉致され、どんな酷い目に遭わされていたのか…、さすがの妹も想像だになかった…。
ケンからは電話もラインの返信も既読印もなかった。
”バスケの部活にしても遅すぎるよ。学校へも連絡したら、とっくに生徒は全員返ったってことだったし…。どうやら私の読み、丸々的中って訳…?”
彼女はほぼ”今夜”という読みに確信を抱いた。
そこで桜木正樹に提案した。
「お兄さん、やっぱり警察に連絡した方がいいと思う」
「うん…、そうだな」
「お姉ちゃんが襲ってくるからって言ったんじゃ警察は駆けつけてくれないだろうけど、身内が夜になっても連絡なしで帰ってこないって言えば来てくれるんじゃないかな」
「ああ、そうだな。もう一度発信してラインして、それでもなら110番しよう」
ケンの兄は決断した。
”さあ…、あとはイカレ女の出方次第で私は迎え撃つ。私はどっちでもいいのよ、氷子姉ちゃん…”
だがちょうどその頃、その桜木ケンがすでに姉の氷子に拉致され、どんな酷い目に遭わされていたのか…、さすがの妹も想像だになかった…。