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異常行動が日常行動のオンナ【完結】
第8章 姉と妹の決着/イカレ勝ちしたもの
「はあ、はあ…、ケン、口のアイスピックを手で持て」
すでに目を見開いていたケンは氷子の目を見つめながら、自由になった右手で口に挟んだアイスピックを掴み取った。
その直後…。
「ぎゃー!!」
氷子のカラダの上で、ケンは背中をのけぞらせ、悲痛な悲鳴を上げたのだ…。
なんと、仰向けで寝ていた氷子は素早く上体を上げ、ファック相手のケンに抱き着くと、右手で握ったキリで彼の背中を数センチ切り裂いたのだ。
”ついにやりやがったか!”
ちょうどケンの背中から3Mほど後ろの正面に立っていた藤森は、思わず身を乗り出した。
事態を察したもう一人の板垣も、すぐさま走ってこちらに向かってきた。
***
「氷子さん!アンタ…、まさか!」
「黙って見てろって、お前らは…!はあ、はあ…、イク前に私はこのキリでアンタを愛してやる。…ケンもその手に持ったもので私を愛してくれ…」
「ぎゃー、あーっ!」
再びケンが大きく仰け反り、絶叫を発した。
ケンの背中からは、真っ赤な血が二筋、静かに汗と混じりながら彼の体を滴り落ちていた。
「はあ、はあ…、いいのよ、ケン!このアイスピックで私の胸を突こうが、目ん玉を抉ろうが。はあ、ああーっ、はあ…、あなたの愛し方でいいから…。それで一緒にイクのよ!お互い血にまみれながら…」
「狂ってる!…おい、藤森、止めよう!」
「いや、もう止められない…。ここはあのガキが右手を振り下ろさないことを願うしかない!」
この二人はもう顔面汗まみれで両手を握りしめ、瞬きもせず氷子とケンを刺すように凝視するほかなかった。
すでに目を見開いていたケンは氷子の目を見つめながら、自由になった右手で口に挟んだアイスピックを掴み取った。
その直後…。
「ぎゃー!!」
氷子のカラダの上で、ケンは背中をのけぞらせ、悲痛な悲鳴を上げたのだ…。
なんと、仰向けで寝ていた氷子は素早く上体を上げ、ファック相手のケンに抱き着くと、右手で握ったキリで彼の背中を数センチ切り裂いたのだ。
”ついにやりやがったか!”
ちょうどケンの背中から3Mほど後ろの正面に立っていた藤森は、思わず身を乗り出した。
事態を察したもう一人の板垣も、すぐさま走ってこちらに向かってきた。
***
「氷子さん!アンタ…、まさか!」
「黙って見てろって、お前らは…!はあ、はあ…、イク前に私はこのキリでアンタを愛してやる。…ケンもその手に持ったもので私を愛してくれ…」
「ぎゃー、あーっ!」
再びケンが大きく仰け反り、絶叫を発した。
ケンの背中からは、真っ赤な血が二筋、静かに汗と混じりながら彼の体を滴り落ちていた。
「はあ、はあ…、いいのよ、ケン!このアイスピックで私の胸を突こうが、目ん玉を抉ろうが。はあ、ああーっ、はあ…、あなたの愛し方でいいから…。それで一緒にイクのよ!お互い血にまみれながら…」
「狂ってる!…おい、藤森、止めよう!」
「いや、もう止められない…。ここはあのガキが右手を振り下ろさないことを願うしかない!」
この二人はもう顔面汗まみれで両手を握りしめ、瞬きもせず氷子とケンを刺すように凝視するほかなかった。