この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
異常行動が日常行動のオンナ【完結】
第8章 姉と妹の決着/イカレ勝ちしたもの
「はあ、はあ…、ケン、口のアイスピックを手で持て」


すでに目を見開いていたケンは氷子の目を見つめながら、自由になった右手で口に挟んだアイスピックを掴み取った。
その直後…。


「ぎゃー!!」


氷子のカラダの上で、ケンは背中をのけぞらせ、悲痛な悲鳴を上げたのだ…。
なんと、仰向けで寝ていた氷子は素早く上体を上げ、ファック相手のケンに抱き着くと、右手で握ったキリで彼の背中を数センチ切り裂いたのだ。


”ついにやりやがったか!”


ちょうどケンの背中から3Mほど後ろの正面に立っていた藤森は、思わず身を乗り出した。
事態を察したもう一人の板垣も、すぐさま走ってこちらに向かってきた。


***


「氷子さん!アンタ…、まさか!」


「黙って見てろって、お前らは…!はあ、はあ…、イク前に私はこのキリでアンタを愛してやる。…ケンもその手に持ったもので私を愛してくれ…」


「ぎゃー、あーっ!」


再びケンが大きく仰け反り、絶叫を発した。
ケンの背中からは、真っ赤な血が二筋、静かに汗と混じりながら彼の体を滴り落ちていた。


「はあ、はあ…、いいのよ、ケン!このアイスピックで私の胸を突こうが、目ん玉を抉ろうが。はあ、ああーっ、はあ…、あなたの愛し方でいいから…。それで一緒にイクのよ!お互い血にまみれながら…」


「狂ってる!…おい、藤森、止めよう!」


「いや、もう止められない…。ここはあのガキが右手を振り下ろさないことを願うしかない!」


この二人はもう顔面汗まみれで両手を握りしめ、瞬きもせず氷子とケンを刺すように凝視するほかなかった。





/70ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ