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異常行動が日常行動のオンナ【完結】
第8章 姉と妹の決着/イカレ勝ちしたもの
「…警察、こっちへ来れないかって言ってたが、事情言ったら、まあしょうがないかなって感じだったけど。ここへ向かってくれるらしい」
結局、ケンのケータイは着信もラインの既読も返信もなかった。
夜7時40分…、桜木は決心、警察に連絡した。
”間違いない!お姉ちゃんはケンに手を出してる。間もなくあの女はここに来るわ…”
ビングのソファにちょこんと座って、ツグミは神妙な面持で膝を両手で抱え、事態が切迫していることを自分に言い聞かせていた。
***
「…まあ、今紅茶でも入れるよ」
桜木はそう言って、ソファから立ち上がり、キッチンに向った。
と、その時だった…。
”ガシャーン…!!”
ものすごい音をたて、淡いグリーンのカーテンで覆われたリビングの窓から、大きなモノは飛び込んできたのだ。
その瞬間、あまりの衝撃音に驚愕し、ツグミはソファから飛び上がって、そもままキッチンの正樹の元に吹っ飛んでいった。
そして、彼に抱きついた…。
***
「何なんだ、これは!」
リビングの掃き出し窓を破壊して突入してきたもの…、それは台車だった。
正樹が混乱し扯頭でコトを頭で整理しようとしていると、次の瞬間、再び割れた窓ガラス越しに今度はさらに大きな物体が外から投げ入れたれた。
”ガシャーン!”ゴロゴロゴロ…”
立て続けの事態に、ツグミと桜木正樹は抱きあったまま、足をばたつかせ、パニック状態だった。
「今度は何なんだ!」
だが、恐る恐るその侵入物に目をやった二人は、それがロープでぐるぐる巻きにされた人間だと人目で確認できた。
そして、その人間は、桜木ケンであることも…。
結局、ケンのケータイは着信もラインの既読も返信もなかった。
夜7時40分…、桜木は決心、警察に連絡した。
”間違いない!お姉ちゃんはケンに手を出してる。間もなくあの女はここに来るわ…”
ビングのソファにちょこんと座って、ツグミは神妙な面持で膝を両手で抱え、事態が切迫していることを自分に言い聞かせていた。
***
「…まあ、今紅茶でも入れるよ」
桜木はそう言って、ソファから立ち上がり、キッチンに向った。
と、その時だった…。
”ガシャーン…!!”
ものすごい音をたて、淡いグリーンのカーテンで覆われたリビングの窓から、大きなモノは飛び込んできたのだ。
その瞬間、あまりの衝撃音に驚愕し、ツグミはソファから飛び上がって、そもままキッチンの正樹の元に吹っ飛んでいった。
そして、彼に抱きついた…。
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「何なんだ、これは!」
リビングの掃き出し窓を破壊して突入してきたもの…、それは台車だった。
正樹が混乱し扯頭でコトを頭で整理しようとしていると、次の瞬間、再び割れた窓ガラス越しに今度はさらに大きな物体が外から投げ入れたれた。
”ガシャーン!”ゴロゴロゴロ…”
立て続けの事態に、ツグミと桜木正樹は抱きあったまま、足をばたつかせ、パニック状態だった。
「今度は何なんだ!」
だが、恐る恐るその侵入物に目をやった二人は、それがロープでぐるぐる巻きにされた人間だと人目で確認できた。
そして、その人間は、桜木ケンであることも…。