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絶頂霊
第6章 その6
「それで、私たち、どうしたらよろしんですか?先生がおっしゃるには、悪霊と違うから、呪われるとかはないだろうってことですが、やはりこのままじゃ、精神的にもおかしくなりそうです」


レオナは単刀直入に尋ねたよ。


「簡単に言えば、まず降霊させて生霊か不浄霊かを確かめ、生霊ならその素性と目的みたいなもんを把握する。その上で除霊になるんだけど、その場合、一般的な供養とか成仏させるとかではなく、単に寄ってこないように飛ばす処方を施すってことになるの。だから、二人に纏わりついてるその女性の性的欲望を抱えた念は、違うターゲットに飛んでいく可能性が高い。要は、根絶ではなく回避ってことで理解して」


オレとレオナはクンクンと頷いていた。
何となくだが、ここまで先生から話を聞いて、二人ともだいぶイメージが湧いてきたんだ。


「そこで、降霊の具体的な処方だけど、はっきり言うわよ。これは私と彼の交尾を必要とするわ。つまりセックスね」


「!!!」


またもや二人は顔を突き合わせて呆気にとられていたよ。
いきなりこのおばさんから、降霊イコール、セックスよってんだから、もう仰天だって!


***


まあ、先生もこのリアクションは当然踏まえた上で、ストレートに告げたんだろうが…。
とにかく、実に堂々としてこんな言葉を発せるってのが、オレ的には半ば感動した。


と同時に…、この60代の女性霊能力者にどこかソソられたのか、思わずドクンと下半身が疼いてね。
みるみるうちにズボンのチャックあたりが盛り上がってきたんだわ。





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