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絶頂霊
第2章 その2
そして‥、リッチネルを出て、クルマで帰路に向かってると、レオナのケータイから着信が入った。
アイツがホテルの部屋を出て行って、およそ1時間弱といったところだった。


「マナブ…!」


「ああ、レオナ…。お前、大丈夫か?」


「私…、私、あなたがいつもと違ってきてるって…。マナブ、どうしちゃったの?私たち、3年もずっといい下半身関係だったのに。私に飽きたとかじゃないよね?」


「レオナ…、よく聞けよ。まず言うぞ。オレは変わってない。何も。いつも通り、乱れ狂って、ヤッてる相手カンケーなしで絶頂にいっちまうお前が愛おしくてしょうがねえ、今までオレと一緒なんだ。だからレオナ、今までの通りでいてくれ。いや、イッてくれ!それで何も問題はねえんだ」


「じゃあ今から、私オナるから。マナブもしごいて!それで、同時にイキましょ!」


はー?
いつもながら急でぶっ飛んでるオーダーだなあ。


だが、オレはレオナが”変わっていない”証拠を確かめたかった。
オレは県道の道端に車を止め、エンジンをかけたまま、ズボンのチャックを下ろした。


***


うん…、今のところ、いつもの淫靡なレオナだ。


「…私、ウリ入れてるのよ。おま○こに。コリコリのビッグサイズよ。あなたのより大きいわ。負けないで、マナブ!」


この段階でのこの手の挑発はコイツの上等文句で、言わばいつものレオナだった。


「よし!なら、こっちは秒3のピストンだ。おお、でっかくなってきたぞ。お前も右腕つっちまう勢いでやれ!一緒にいくぞ!」


「ああ~!イッちゃうわよ、マナブ。あなたのチンポでイクのよ!」


”はあ、はあ…。大丈夫だ!いつものレオナに戻った。思う存分イケ!オレに構うことなく、快楽の湖に飛びこむんだ。得意の腹打ちで…”


その時だった…。


右手にチンポ、左手にスマホ。
そのスマホからふと耳に届いたその声…。


このフレーズ、レオナと違う!
第一、アニメ声じゃねえーって!!


”マナブさん~!ワタシ…、イッていいの…?”





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