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絶頂霊
第5章 その5
その5
藤本マナブ



その夜、オレは深夜までネットで”この関連”を調べてみた。
おそらく、同じような検索過程はレオナもなぞったはずだ。


オレの結論はザックリ言って、ウチらの現象はやや特殊、かレアケースじゃないかということだ。
そこでもう一歩突っ込んでみた。
その結果、ひとつの切り口に辿り着いた。


そして2日後の今夜、これから、都内のカフェバーでレオナと落ち合い、善後策を話し合うことになっている…。


***


「うーん、やっぱ色情霊の類ってとこなのかな…。確かに私たち、性的執着力が強くて、肉欲をむさぼるような関係だったし。なら、色情霊とかって不浄霊に取り憑かれやすいってことは言えるでしょ?」


「まあ、通り一遍でならそうなるよな。でもさあ、オレ達のケースって、ちょっとイレギュラーな感じがするんだよな。一般的な色情霊の憑依はよう、生前、未練を残したその性的衝動の願望とか執着だろう?それとマッチングしたエロ人間に憑りついて、媒体対象者を誘導するってのがベースみたいじゃん。でもさ、オレがお前の絶頂時に拝んだ顔の女、厳密にはオレ達の激しいセックスでの絶頂時に割り込んでるって感じなんだよな」


「私にはその辺の違いとかって、今一よくわかんないなぁ…」


「要はさ、どっちに取り憑いてるとかって言えば、レオナになるんだろうが、確かに強い性衝動を抱くお前に憑依はありえるけど、それでのやっこさんの目的なら、もっと、違うアクションをお前に起こさせると思うんだ。それがさ、絶頂の時にやってる相手のオレにお前を差し置いてお出ましだぜ。ちょっと、目的は他かよって気がね…。実はおとといの夜、風呂でお前と激しくヤッてるところ思い出してオナったんだ。そしてらあの女の顔も声もなかった。車の中で、相互オナニーの時はしっかり現れてたのにだぜ。この辺がポイントになるかも知れないよ」


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