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008▼食べたチョコレートは媚薬
第1章 ちょっとした摘み食いだったが・・・
なぎさ:「もー、映画始まっちゃうわよ!ホント寝ボスケなんだからぁ…夕べまた遅くまでオナニーしてたんでしょ!?」
 渚 :「どうしてそれを!?」

 図星であった。精力旺盛な男子高校生。人目を気にする必要の無い独り暮らしで深夜することと言えば…。

なぎさ:「やっぱりねー。どうして男ってアレのしか考えないかしら・・・目の下がクマっぽぃわよ」
 渚 :「しょーがねーだろー。溜まっちまうもんは出すしか…腰も重いし溜まってくると痛いんだってば…」
なぎさ:「へぇ~…女の生理痛のようなもんかしらねぇ。早くしてよねー」

 準備を急かす なきざ。ふと机の上の高級感のある菓子箱?!に目が止まった。何気なく中を見るとチョコレートが入っていた。普段見たことの無いような高級感のあるチョコレートで香りにも気品がある。1個が2センチの球体で粉砂糖がまぶしている生チョコ風であった。ふたりは普段ラブラブであるが、いざチョコレートのことになると1箱のチョコレートを小学生の姉弟が奪い合うように食べ合う程の大のチョコレート好きである。

なぎさ:「うぁ~美味しそうなチョコぉ~。支度待ち代として食べちゃぉー。パクッ!」

 普段、渚のペニスを頬張っている口とは思えない程、可愛く上品に口を開けるとチョコレートを放り込んだ。口の中にチョコの香りが広がる。至福のひと時である。

なぎさ:「うん~美味しぃ~!こんな高いチョコ買うお金良くあるわねー、もう1個・・・パクッ!」

 なぎさは、またチョコを食べる。渚は、支度が忙しく全然気が付いていない。それをいいことに なぎさは次ぎつきにチョコを口に運んだ。気が付くと箱の中身は殆ど空になっていた。

 渚 :「なぎささん、お待たせ~!出掛け・・・あ゛~!」
なぎさ:「ん?なになに?」

 殆ど空になった菓子箱を指差し大声を上げる渚。気まずそうに笑ってごまかす なぎさ。知らないうちに机の上に置いてあったチョコレートを食べ尽くされて慌てている。

 渚 :「なぎささん、全部食べちゃったの!?」
なぎさ:「あっ、いや、その美味しくてつい・・・渚くんの支度しているの待っててつい・・・ゴメンね。」
 渚 :「なぎさん、それただのチョコレートじゃないだ・・・」
なぎさ:「勿論、高いのは判ってるわよ。映画見終わったら買ってあげるから、ねっ、ねっ・・・(汗)」

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