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感じさせて
第13章 告白
目を閉じて
穏やかな顔をしてた
うさちゃんが

急に



俺の名前を呼んだ





「シン・・・ヤ・・」




えっ




「どないしたん?!!」





「呼んでみたく・・なった」





「めっちゃうれしい!

もっと呼んで!」





「や、やだ・・・

恥ずかしくなっちゃった」





「え~~~~っ

もっと、呼んでぇな~

シンヤ

シンヤ


好き、シンヤって


言うてぇなぁ~~」





「クスッ

シンくん

元気になったね?」






「名前・・・

呼んでくれたからや

せやから


もっと・・・呼んで」






「・・うん・・・」





まだ呼んでもないのに

うさちゃんは

照れてはにかんだ






「ねぇ?

シ・ン・ヤって

どんな字を書くの?」






「あんな

心に

矢を射るって書いて

心矢(シンヤ)って

読むんや」







「えっ・・」






「どないした?」





「う、ううん

珍しいから・・

ちょっとびっくりしただけ」






「せやな

おんなじ名前のやつ

俺も
おうたことないわ」




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